物事の本質を追い求めて

ただただ、思いついたことを書きつらねる。

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菊ギター第1号 ギターを作ろうと思ったきっかけ の巻き

木田理手ハイポジション2
ショパン「別れの曲」のハイポジション(私はこうする)

左手ハイポジション2
この指の位置は「別れの曲」の盛り上がりのところですが、アール・クルー「ダンス・ウィズ・ミー」も、ちょっと違うけど、こんな感じ。

2006年11月、札幌ドームに「エリック・クラプトン」がやって来た。
仕事上の関係で、なぜか有料でチケットを購入することになり、かみさんと一緒に久々のデート気分でライヴを見に行ってきた。
盛り上がりも最高潮になったところで、クラプトンがアコギ(あれは多分マーチンD-18、遠めでよくわからない)を持ち出し、ソロでやり始めた。
何の曲をやったのかは、よく覚えていないが、でも良かったなー。
ライブも終わり、かみさんとルンルン気分で自宅に帰ってきた。
そしてさっそく、物置の奥にしまっていた、高校時代になけなしのこづかいをはたいて買った、愛器ヤマハ「L-15・1976年製(テリー中本のサイン入り)」を取り出し、ほんと久しぶりに、錆付いた弦をシャリンとやってみた。(大学時代以降、ほんとたまに取り出して、結婚式の披露宴なんかの時ぐらいしかさわってなかった。)
そしたら、なんか昔のキネヅカが、ふつふつと蘇って来て、クラプトンの「天国の涙」なんかを、いつのまにか弾いてみたくなっていたんですねーー。
そう、心に火が付いちゃってたみたいなんですよーー。

アール・クルーが弾いている曲(特にダンス・ウィズ・ミー)をマスターしてみたいと、前から思っていた気持ちも徐々に湧いて来て、ちょくちょく行く楽器屋さんで、楽譜(南澤大介さんのソロ・ギターのしらべ/官能のスタンダード篇)に載っていたのを見つけたんです。
こりぁラッキーと思い、さっそく購入して練習しました。
けど、どうしても、うまくいかない所がある。
指が硬くなったせいか、思うように届かない所もあるし、私の左手では12フレットのところで小指の付け根のところがボディーにつっかえって、ちゃんと押さえられない。
どうしてもダメ。
指を鍛え直そうか・・・。
でも、この年齢になってからでは・・・。

いろいろ考えているうちに、ひとつの結論が出た。
それは・・・・・
俺は悪くない!!!! くそぉーーーーーー。

っなことで、
指が届かないところがあるから、カポ1フレからカポ2フレぐらい短い、ショートスケールで、
ハイポジションで、ボディーに手がつっかえっちゃうから、カッタウェイで、
アール・クルーはナイロン弦だから、ガットギターで、
こんな条件を満たしているギターを探すことになりました。

だけど、ネットでいくら探しても出てこない・・・・。残念
と思いきや、手工ギター工房で作ってもらう手もあった!
よしっ!と思い、車で1時間ぐらいのところにギター工房さんがあるのを見つけ、
さっそく電話でお伺いをたてて、訪問することに!

でも、ダメでした・・。
「そんなものは作ったことがない」
「型を最初から作らないと」
「カッタウェイでなくても、クラシックギター弾いてる人はみんな、上からかぶせて弾いてるよ。」
だそうです。
もし作ろうとしたとしても、「とんでもない金がかかっちゃうよ」とでも言いたげな御様子。
あったまカテーなーーー。

じゃー、自分で作れって言うことじゃねーかぁーーーー。
上等じゃねーかーー! やってやろーじゃねーかーーーーー!!!!

ってなことが、きっかけだったんです!!!!!!!!


いやーー、クレーン(CRANE)さんのブログには、大変お世話になりました。
この場を借りて、御礼申し上げます。 ありがとうございました。
世の中には、こんなすごい人もいるもんなんだと、あらためて思った次第です。恐縮です。


菊ギター第1号 2007年3月吉日完成
菊ギター第1号 全体置き正面屋内
菊ギター第1号 全体置きウラ屋内
菊ギター第1号 全体置き真横屋内

ショートスケール 585mm カッタウェイ ガットギター
表板:   北海道産板屋楓1枚単板
裏板:   センター・米産ブラックウォルナット単板 両サイド・樺単板の3ピース
側板:   米産ブラックウォルナット単板
棹 :   米産ブラックウォルナット単板
指板:   朴(ホオノキ)
下駒:   朴(ホオノキ)
ロゼッタ:   米産ブラックウォルナット突板1枚加工
バインディング:檜
パーフリング: ブラックウォルナット
牛骨ナット幅46.5mm弦幅38mm 牛骨サドル弦幅58.2mm
7本扇ハウザー風ブレージング(檜)
クリアラッカーハケ塗装(最終、#2000紙ヤスリ水研ぎ仕上げ)
型は無し  接着剤タイトボンド

  菊ギター第1号正面ボディー屋内2菊ギター第1号 ボディーウラ屋内2
       菊ギター第1号 ヘッド屋内2

 菊ギター第1号 ボディー表杢斜め

             菊ギター第1号 ボディー斜屋内2



       ミニトマト 食卓に上がった
       ミニトマト  とうとう食卓デビューとなりました これから食べます

今日はここまで

 使用カメラ: オリンパス FE-150 5.0MEGAPIXEL

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テーマ:ギター - ジャンル:音楽

  1. 2009/08/04(火) 00:20:57|
  2. ギター制作コンセプト
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3

菊ギター第10号

菊ギター第10号ボディー正面屋内


  ショートスケール585mmカッタウェーガットギター。
 弦は、3・4・5・6弦がプロアルテのナイロンハードゲージ。
 1・2弦は、「TORAY」の釣り糸「銀鱗」18号と26号。
 前回の菊ギター第9号と同じく、表板は左右木材が違います。
    低音側は秋田杉(柾目)単板、高音側は北海道産板屋楓(玉杢)単板。
    バックは、北海道産オニグルミ手作り2プライ。
    サイドは、北海道産オニグルミ単板。
    ネックは、北海道産オニグルミ柾目の一本削り。
    フィンガーボードとブリッジは、北海道産アサダ(赤身)。
    ロゼッタは、ケヤキの突き板1枚加工。
    バインディングは、無し。
    牛骨ナット幅44,5mm弦幅36mm、牛骨ブリッジ弦幅55mm。
    7本扇のハウザー風ブレージング(檜とエゾマツ混合)。
    クリアラッカー薄塗りハケ塗装(最終、#2000紙やすり水砥ぎ仕上げ)。
    型は、無し。 接着剤は、すべてタイトボンド。
 
    菊ギター第10号全体斜め屋外

        菊ギター正面全体屋内

        菊ギター第10号真横右全体屋外

         菊ギター第10号ボディーバック斜屋外

               菊ギター第10号ヘッド

         菊ギター第10号ボディー斜上屋内

 私がなぜ、表板の木材を左右違ったものをつなぎ合わせるのかと言うと、私なりのちゃんとした理由があるのです。しかも、高音側に板屋楓を使うという常識では考えられない事を。
 とりあえず、次の写真をUPします。

    菊ギター第1号正面全体屋内

 これは、デビュー作の菊ギター第1号です。

    菊ギター第1号正面ボディー屋内

 表板が、全面板屋楓の1枚板です。

 最初の構想では、えぞ松の単板を使おうと思っていたのですが、銘木店で使えそうなものが見つからなかったことと、たまたまカエデの板をサービスしてくれて、結構キレイだったので、大した知識もなく、「しょうがないから、これでやってみるかぁ」と、何となく漠然とした気持ちでカエデを使ってみることにしたのです。
 
 制作に2ヶ月以上かかり、まったく不慣れな為、途中何度も作るのをあきらめようかと思いましたが、最終的に何とかカタチにすることが出来て、久々に充実感を味わうことができました。

 そして実際に弾いてみると、中音域から高音域まで結構いい音がするではないですか!!.
 透き通るような、すうっと入ってくるような音色。美しく優しい。
 だけど低音域がこもったような音で、何て表現したらいいのやら。
 ボコボコっていう寸詰まりの音?音量がない、伸びない?

 でも、デビュー作としては上々と思い、第2作目から檜単板やエゾマツ単板・秋田杉単板など、次々と実験を兼ねて作り続けました。
 そして一つの答えが出ました(私の拙い耳で)。
    檜  : けっこういい音がする。(柔らかい音、中音域にボリュームがある。)
  エゾマツ: けっこういい音がする。(優秀だが、それ以上でも以下でもない。板厚とブレ
                      ージングでの工夫次第で変身か。)
  秋田杉 : けっこういい音がする。(低音域で、音量があり迫力がある。が、高音域や
                       や硬め。ナイロン弦の種類(太さ)選択が必要か。)

 私の欲している音色は、低音域では音量・迫力があり、中音域では柔らかくボリュームがあり、高音域では透き通るような美しく優しい音色。欲張りすぎてごめんなさい。
 
 何をどうすれば、私の理想に近づける事ができるのか、悩みました。
 もう本当に悩みました。

 とある日、会社のデザイナーの同僚に、出来上がったギターを見せびらかしに行ったら、棚から一冊の本を取り出して、「色んなオリジナルのギターを作っている人たちがいるよ!この本、結構参考になるんじゃないの!」と手渡されて、中身を開いたら英語だらけ。ペラペラと捲っていると、なにやら怪しげなギターが・・・・・。なんと、表板の低音側がウエスタンレッドシダーの単板、高音側がエンゲルマンスプルースの単板!!の、スケール650mmカッタウェークラシカルギターではないですか!
 うひょーと思いましたよ。そして閃いちゃいましたよ。アイデアが・・・!!

 やっぱりアメリカ人ですねぇ。既成概念打破、木の種類によってどんな音色を奏でるのか、ちゃんとご理解していらっしゃる!さすがー。
 
 ここでちょっと疑問を感じる方もいらっしゃるのではと思うのですが、通常、板屋楓はQ値が低くて音を減衰させてしまい、「ギターの表板にはとても使えるような材ではない」と考えがちになると思います。よく言われるところの、ヴァイオリンのサイド/バックにカエデを使うのは、Q値が低いからこそ、スプルースの美しい響きを弓でコントロールが出来る。すなわち、ハカランダやローズウッドなどのQ値の高い材では、サスティーンが長すぎて、弓を引き終わったあとも残響音がありすぎて、歯切れのよいリズムを刻むことはできないと。バック・サイドがカエデだからこそ生きるのだと。仰るとおりだと思います。

 また、かの偉大なる現代クラシックギターの祖アントニオ・デ・トーレスは、150年も前に、ギターの音色を決定付けるのは表板であって、サイド/バックの材質はほとんど関係ないと断言している。実際に、表板がハカランダ、サイド/バックがボール紙というギターを作って、証明して見せた。エライ!!!!! (でも私は、その音色を聞いたことがない。)乙

 これら現代科学と素晴らしい先達の教えを目の前にして、何とか私なりに思いついたことは、表板は、低音側が、音量と膨らみをかせぐために、曲げヤング係数が高く、なるべく気乾比重が軽い柾目の材を使用する(自ずと使用する材は決まってしまう。たとえば、国産材では杉系・ヒノキ系・桐・サワグルミなど。)。高音側が、Q値の高い低いに関係なく、国産材ではカエデやエゾマツなどの美しく優しい音を発する材(これは人それぞれの主観です)を使用する。バックは、箱の形状も絡み合って、音量やサスティーンを引き出してくれる、曲げヤング係数のなるべく高い、反発力の強い、加工しやすい材(国産材ではオニグルミや桜・ケヤキなど)を使用する。ネックは、ネジレやアテが出にくく、安定した加工のしやすい材(ホオノキ・オニグルミぐらいかな?)を使用する。ホオノキは、かつて日本刀の鞘に使用していたくらい狂いが少ない。オニグルミは銃床に使われるなど安定感抜群。他に、イチイ(おんこの木)なども、アイヌの人たちが弓に使用し、糸を張りっぱなしにしておいても、へたれない強さがあるんだとか、使ってみる価値はあるかも。あとは、表板の個個の音色が箱の中でどのように共鳴するのかお楽しみ。

 私は、もともとコンサートホール等の会場で、マイク無しでどれぐらい遠達性があるのかどうかなどと言うことには、あまり関心がありません。日本人の一般庶民の人たちが、いつでも気軽に楽しめるように、「重くなく・弾きやすくて・結構いい音がして」というのが、私のテーマです。

 だから、ショートスケールの585mmから610mmが、日本人にはちょうどいい。白人規格の650mmのギターでとどかなかった指が楽に届いてしまう。スチール弦だと指先が痛くなるから、痛くならないナイロン弦。挙句の果てに、しかもカッタウェー、素人スタイルで高音域での指さばきも楽々。

         菊ギター第1号正面全体屋外

     今日はここまで

       
        我が家の末娘 アイヌと何かのミックス みのりちゃん
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